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腰痛を引き起こす病気~整形外科編~

痛い腰痛を抱えて病院に行くなら、もちろん整形外科にかかられる方が多いと思います。整形外科を受診してレントゲンを撮ることで、椎間板や腰椎の関節に腰椎の筋肉などの問題が見つかることが多くなっています。でも中には、腰痛の原因になっているのが内臓の病気が関係していたりうつ病などが関わっているケースもあります。

整形外科で診断される病気

まず問診されて、X線写真をとります。X線検査では、椎間板ヘルニアそのものが画像としてX線に写ることはありませんが、脊椎の骨性変化を見るのにX線は有効なので、ほぼ間違いなくX線写真をとります。そしてもっと詳しい判断をする時には、MRIになります。MRIはヘルニアの形態を把握することができます。しかし激痛で受診した場合には、MRIの撮影することそのものが難しいといえます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎は5個の椎骨(ついこつ)で成り立っています。人間の体の上半身を支える脊柱の中でもとても大きな負担を受けもつ部分になります。それと同時に可動する部位でもあるため、椎間板の障害を起しやすくなっています。

椎間板ヘルニアとは、椎間板・線維輪に亀裂が入っていて、内部の髄核ずいかくが脱出して神経組織を圧迫した状態になっています。この場合出てくる症状として、激しい腰痛のほかに、片側の足が痛んだりしびれ感が出てきます。その部位も腰痛の他にも、お尻や太ももにもでることがあります。部位によっては、圧迫される神経によって異なってくるため、歩行が困難になるケースもあります。

この腰椎椎間板ヘルニアの病気を持っている人の人口は約1%とされていて、20~40代という年代で症状が出ることが多くなっていて比較的若い人に多い病気になっています。治療を受ける医師の指示で、治療法方を選択することがおすすめになります。

脊椎分離症・すべり症

腰痛は10歳~15歳というとても若い時期から出てきますが、青少年から高齢者といった広い範囲にわたって腰痛に足の痛み、そしてしびれといった症状が出てきます。腰痛だけではなく、お尻や太ももにも痛みを感じることがあります。特に腰椎を後ろに反らせた時に、痛みが強くなります。

原因として考えられるのは、多くのばあい中学生というまだ体が柔らかい時期に、ジャンプや腰の回旋を行うことで腰椎の後方部分に亀裂が入って起こります。そしてこれは「ケガ」のように1回で起こるのが原因になっているのではなく、スポーツの練習などで繰り返し、繰り返し腰椎をそらしたり回したりすることで起こります。一般の人の場合では、約5%程度に分離症の人がいますが、スポーツ選手でみてみると30~40%の人が分離症になっています。 分離症は10歳代で起こりますが、この分離症が原因となって、それから少しずつ「分離すべり症」に進行していく場合があります。

脊椎分離症・すべり症の診断はX線写真で確認することが可能になります。分離症があった場合でも、日常生活を問題なく生活できることがほとんどになっているので、一般的な腰痛予防を心がけた生活をしながら、腹筋や背筋を強化することでかなり症状を抑えることができます。

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

症状としては、腰痛は強く出てきません。そして安静にしている時にもほとんど症状は出てきませんが、背筋を伸ばして立っていたり、歩いていたりすると、太もも・膝から下にしびれや痛みとした症状が出るので歩くのが難しくなります。ただし、少し腰をかけることでしびれや痛みは軽減されます。また少し前かがみになると痛みが軽減されます。

そして特徴的な症状としてあげられうのが、歩行と休息を繰り返すことになります。長い距離を続けて歩くことができないからです。症状が出る年代で多いのが中高年です。原因として上げられるのが、年齢を重ねた加齢が一番の原因になっていることが多くなっています。腰椎内部になる神経の通路の脊柱管が狭くなってしまうことで、神経内部が圧迫されて症状として出てきます。

進行すると脚の力が落ちたり、尿の出が悪くなったりその反対に尿が漏れてしまうこともあります。診断方法はX線写真である程度の推測することは可能ですが、さらに詳しく診断するにはMRIや脊髄造影といった検査が必要になります。

日常生活の注意点は、姿勢を正しく保つように心がけます。前かがみの姿勢になると症状が楽になるので、歩行する時にはシルバーカーを押したり、杖をついたりすると楽に歩けるようになります。

変形性脊椎症

背骨には「椎骨」と呼ばれる24個の骨が積み重なって出来ていますが、その24個の骨の下から数えて5個までが腰椎になっています。その骨と骨との間にはクッション材の役割を果たす椎間板があります。

変形性脊椎症では、主な原因は加齢になっていますが、年齢を重ねることで、背骨の関節や椎骨にトゲのような骨の骨棘(こつきょく)骨が増殖したり、椎間板の状態が悪く変化してしまったりとするといったことが見られます。骨のようなトゲの骨棘は、50歳で80%以上の人にみられると言われています。

軽症の人の場合には、症状は無症状のことが多くなっていて、全ての人が腰痛になるとは言い切れませんが、進行すると神経を刺激することもあります。そして出てくる症状としては、下肢のしびれや痛み、そして脱力感といった症状を引き起こすこともあります。

無症状の時には、特に治療の必要はありませんが、痛みが出る場合には、腰痛ベルトを巻いて補強したり、薬物療法であったり腰痛体操などを行なって症状を緩和する治療を行ないます。診断方法は、X線写真検査で診断することができます。神経根症状などが強く出る場合にはMRI検査が必要になります。