椎間板ヘルニアは手術なしでも緩和できる
ふつうの日常生活を送るために
椎間板ヘルニアになってしまったら、あなたはどうしますか？ すぐに手術をしますか、それとも……？ おそらく「なるべく手術はしたくない」と、思う人が多いのではないでしょうか。実際、整形外科でも、まずは保存療法といって、手術をせず、痛みを緩和して日常生活をふつうに送れるような治療方針をとるところが多いようです。
ここでは椎間板ヘルニアの保存療法のなかでも、腰が痛い人でも簡単にできて、腰に負担をかけず、痛みを軽くする方法を紹介します。椎間板ヘルニアの状態にも個人差があるので、すべてをひとくくりにはできませんが、痛みがぐっと緩和されたり、しびれがなくなったという症例は、たくさんあります。腰の痛みぐあい、体の状態を考えながら、ぜひ試してみてください。
（岡島瑞徳）
腰によくないすわり方
イスに浅く腰かけ、ダラリと背もたれに寄りかかるのは厳禁。腰のそりが大きくなり、負担がかかります。
腰を痛めないイスのすわり方
深く腰かけ、背もたれに軽く寄りかかり、背すじをピンと伸ばします。あごは軽く引くこと。背骨の自然なカーブが保てる姿勢です。
ふつうの日常生活を送るために
物理療法→あたためる、牽引する、マッサージするなど
装備療法→コルセットで固定するなど
運動療法→筋力アップ、体操をする、プール内で歩くなど
薬物療法→湿布、サプリメント（ビタミン剤など）、注射（消炎鎮痛剤など）
撮影／森安照 スタイリング／澁谷美穂 ヘア＆メイク／日高伸好
モデル／神成あゆみ 嵜山孔美子 衣装協力／ＲＯＸＹ
モデル／神成あゆみ 嵜山孔美子 衣装協力／ＲＯＸＹ
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