腰痛の基礎知識と改善法│腰痛ドットコム

主婦の友社
腰痛の原因について詳しく知る

腰痛症

どのような病気か

腰痛のほとんどは、運動不足、ストレス、慢性疲労、悪い姿勢、肥満、弱い筋肉などによって起こる、いわゆる「腰痛症」と言われるものです。腰痛症は、ひと言でいえば原因不明の症状で、腰の骨から来るものではありません。X写真を見ても異常がなく、内臓などほかの要因もないのに腰が痛むというものです。中腰の姿勢で仕事をする人や、長時間すわり仕事をする人などに多く、筋肉の疲労が積み重なって起こると考えられています。しかも、背骨の筋肉が緊張するような姿勢を長時間とりつづけると筋肉がかたくこわばり、ウッ血して痛みを起こすのです。

主な症状

慢性的なものは腰が重い、だるいなどの症状が続きます。腰が冷えたときも痛みが増します。

家庭、病院での治療法

腰痛症は生活習慣が原因なので、それを改めない限りは何度でも再発します。姿勢をよくして毎日腰痛体操をつづける、肥満に気をつける、過労やストレスを避け規則正しい生活をすることが大切です。体操は筋肉のこりをほぐして血液循環をよくするとともに、筋肉を強化するので再発防止に効果があります。慢性的な腰痛の大部分は、運動不足による筋肉低下によって起こるので、腹筋背筋を強化することが必要です。腹筋の力が低下すると腰のそりが強くなり、腰痛の大きな原因になります。痛みが強いときは安静にしますが、体調を見ながら少し痛くても適切な運動をしましょう。筋肉の痛みは、入浴などで患部をよく温めたり、マッサージや指圧などでも軽減されます。

また、下肢の筋肉が弱くなると腰に負担がかかるので、よく歩くことも大切です。太もも前面にある大腿四頭筋が弱くなるとひざが折れたり、つかまらないと立てないとか、さらに歩けなくなったりします。歩くときは、足の親指に力を入れ地面を蹴るようにすると、力が体の中心に向かって姿勢が安定します。 そり腰にならない姿勢、腰に負担をかけない生活も心がけましょう。デスクワークなどで同じ姿勢を長時間とらない、中腰や前かがみの姿勢は避け、洗面所や台所で前かがみの姿勢になりやすいときは、ひざを曲げるか30cmくらいの台などの上に片足を乗せると腰のそりが減り、楽な姿勢になります。荷物の持ち運びは、ひざを曲げて重心を低くし、物を体に近づけるようにします。敷き布団のマットレスは柔らかすぎず、体が深く沈みこなまいものを選びましょう。マットレスがやわらかいとおしりの重さで沈み、腰がそる形になってしまいます。横向きに寝ると自然とひざが曲がるので、腰が痛いときは横向きになるといいでしょう。

病院では運動療法のほかに、薬物療法やコルセットなどで背骨にかかる負担を減らしたり、牽引、温熱療法、マッサージなどが行われます。

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