MRI検査などで腰の検査をしても異常が見られないのに腰が痛むもので、原因の多くはストレスや疲労とされています。職場の人間関係や家庭内での不和など、さまざまな要因が関係していて、現在この心因性の腰痛は増え続けています。また、このような原因不明の慢性腰痛を訴える人の多くに、うつ傾向が見られるともいわれています。
痛みをとり去る薬物療法のほか、精神科や心療内科での治療、カウンセリングが必要になるケースもあります。周囲の環境を改善したり、家族の理解も大切になってきます。ストレスが強い人は日ごろから筋肉も緊張しているので、毎日のストレッチや運動、腰痛体操をすることも必要です。