プラセンタとは、哺乳動物の胎盤のことです。豊富な栄養分がさまざまな効果をもたらしますが、いちばんの効果は“体を本来あるべき姿に戻す”ことです。
椎間板ヘルニアに対しては、まず、脳に痛みを緩和するように指令を出します。突き出してしまった椎間板を元に戻すことはできませんが、プラセンタで椎間板のまわりの組織が若返って柔軟になり、痛みをやわらげることが可能です。そして、老化や傷ついた組織を修復する作用があるので回復を早め、ヘルニアになりにくい体をつくることができます。
椎間板ヘルニアになった原因として、軟骨が自分の体重に耐えきれなくなり、椎間板が飛び出すケースがあります。これはカルシウムが欠乏し、体が骨からカルシウムを補おうとして骨がもろくなったためですが、プラセンタには骨自体を強化する働きもあります。つまり丈夫な軟骨をつくることで、このような事態を避けることができるのです。
プラセンタは薬ではなく、生命体の一部です。いままで重大な副作用の例は聞いていませんし、以前は牛の胎盤を使っていたため、牛海綿状脳症(BSE)関連で敬遠する人もいましたが、現在は豚の胎盤を用いているので安全面でも心配ありません。注射は病院でないと受けられませんが、市販のサプリメントも同様の作用が期待できます。効果には個人差がありますが、一度の注射で階段を楽に上がれるようになった人もいます。速効性が高いのは注射ですが、飲むタイプのプラセンタエキスも、注射とほぼ同様の効果が期待できます。通院するのがむずかしいという人は、継続してエキスを摂取するのもひとつの方法です。もちろん併用もOKです。
(吉田クリニック院長 吉田健太郎)
ケイジーエフ プラセンタカプセルMD 120カプセル
14,700円/吉田クリニック 03・5478・6115
プラセンタエキスが入った健康食品のサプリメント。1日の摂取量の目安は4~6カプセル。