コルセットですべり症が直りますか。
投稿者:こうくん さん
困り度:暇なときに回答ください
質問投稿日時:2009-11-13 18:14:08
一年くらい腰の痛みが強くなったり弱くなったり、良くなったりしていて、埒が明かないので整形外科で診断の結果、5番目あたりの背骨がおなかのほうへ少しずれていました。先生はひどい場合は手術する場合もあるが、今の痛みの原因がこれかどうかもはっきりとは言えないとのことでした。結論として痛み対策だけでしたが、分離症などが初期の段階でコルセットを3ヶ月くらいつけることによって直る場合があるとの、本サイトの先生のコメントを見つけました。私の場合も元に戻るなどということがあるものでしょうか。痛みそのものは、ストレッチで軽減したり、ジョギングしているとだんだん良くなったりする程度ですが、常に痛みを感じている状態です。
私は男性、53歳、ここ数年、年間5回くらいマラソン大会に参加しているジョギング好きです。身長175cm、体重2年前80キロ、現在73キロ。学生時代山岳部に所属していました。
この質問に対する回答
こうくんさん、こんにちは
まず、痛みそのものとすべり症についてですが、こうくんさんもご自分で証明している通り関係はないものと思います。
痛みの原因が筋肉の緊張であるので、ストレッチやジョギングで痛みが和らいだりするわけです。
この緊張を作るのは日頃の姿勢、仕事の内容、クセといったことになります。
もしかしたら腰が反り過ぎているのかもしれませんね。立っている姿勢などで腹圧を弱くすると(腹筋の力を抜くと)腰椎が強く反らされている形になります。
もしくは、良い姿勢を意識しすぎるあまりに腰に力が入りすぎているかだと思います。
力むことでバランスが崩れます。
姿勢のポイントですが、胸の中央ワイシャツなどを着れば第二ボタンのあたりを上げるようにします。紐かなんかをつけられて真上に引き上げられているような感じで。
この姿勢で腹部と背部のバランスが理想的な状態になるのでバランスが非常に良くなります。
走っている最中にも意識することで走りやすさも変わるかもしれません。
この一点だけでよいので是非お試しください。
日常行うと良い体操としては「軸回旋伸長法」という方法をオススメしています。
詳しいやり方はホームページをご覧ください。
http://sky.geocities.jp/bright_star_maker/jikukaisen/index.html
コルセットについてですが緊急時を除いて個人的にはあまりオススメしていません。
問題は姿勢や、そこから来る筋肉のバランスにあるからです。
分離症はコルセットで動きを制限したことで、ギブスをしたのと同じように自然治癒したのではないでしょうか。
いずれにしても日頃の姿勢と生活の内容が問題になると思いますので、宜しければご参考にされてみてください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
回答者:手塚 さん
どんな人:専門家
回答に対する自信:自信あり
回答日時:2009-11-15 15:33:44
回答ありがとうございました。自分でもすべり症が痛みの原因なのか、筋肉のコリが原因なのか、良くわからなかったのですが、これですっきりした気分です。これからさらにストレッチなどケアを中心に対処して行く方向性ができたことで、大変助かりました。コルセットで、滑ってしまった骨がも元に戻ることはないとは思っていましたが、わらをもつかむ思いでした。ただ、こうした骨のずれがなぜおきてしまったのか、またひどくならないようにするにはどうすれば良いのか、など今後の生活での注意点など、お教えいただきたいのですが、もしよろしければ何かのついでによろしくお願いします。
投稿者:こうくん さん
返信日時:2009-11-21 14:50:43
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こんばんは、なぜ骨がずれたかについての考察ですが、あくまでも推測の域を出ませんのでご容赦ください。
おそらく、前述した姿勢の問題から来る内圧の変化が原因だと思います。
水などでもそうですが、圧力の高い方から低い方へ向かって流れるというのが減少の常だと思います。
腰が反りすぎている場合では、背部の圧力が高く腹部の方は低くなっているということになります。
背骨の形とすれば腰椎の反りすぎで、腰椎の背中側は強く押し付け、逆に腹部側は開くような形で圧力が低くなります。
この力学的な問題がそのまますべり症の原因ということではないかと思います。
コルセットの大きな効果として圧迫して腹圧を高めるということがありますので、前面からの力が加わり前後のバランスが良くなり痛みが軽減するのではないかと思います。
胸骨を上げるようにして正しい姿勢を心がけてくださいといった理由はここにあります。
正しい姿勢においては腹部と腰背部の緊張がつりあい理想的な状態になります。
また、その状態に積極的に近づくために軸回旋伸長法は理想的な方法の一つではないかと思います。
呼吸を意識し、腹部を締めるようにしていただくのが良いと思います。
ということで、日常の注意点も正しい姿勢ということと手軽に行える軸回旋の実行をおすすめさせていただきます。
以上ですが、質問の答えになりましたでしょうか。
疑問点があればまたご質問ください。
投稿者:手塚 さん
返信日時:2009-11-22 19:58:25
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丁寧で適切な回答をありがとうございました。私なりに気がつくことがあり、お知らせします。私は昨年4月から一日中書類ばかり見ている仕事から、現場で半日くらい立っている仕事にかわったのです。じっと立っているわけですが、その際両腕を後ろ手に組んでいたのです。前回の指摘で気づき、前に組むようにしていますが、ふと気がつくとまた後ろでになっていたりします。癖とは恐ろしいものです。すべった原因は、ご指摘の通りであると確信しています。また痛みについてですが、後ろ手をやめて下っ腹に力をこめて断っていると、腰痛が和らぎます。痛みはすべった骨が原因ではないにしても、いずれ姿勢が悪いのがすべった原因で、また痛みを強くしている原因でもあるかもしれません。
腰痛を引き起こしている原因のもうひとつに、運動前後のケアの悪さがあります。一人で運動していると運動そのものに集中しすぎて、ストレッチなどがおろそかになりがちです。54歳という年齢を考えれば、運動そのものと同じくらいの時間をケアにまわさなければならないのでしょう。全身の筋肉が硬くこわばり悲鳴をあげているのかもしれません。
軸回旋運動はケアの中心として実行させていただきます。ありがとうございました。
投稿者:こうくん さん
返信日時:2009-11-25 10:47:12
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