1日に訪れる患者さんは平均で150人。ベッド2台でスタートした当初からその評判はクチコミで広がり、行列のできる整骨院として人気を博しているのが、埼玉県北葛飾郡にある『アプリ保健整骨院』です。
もともとはコンピューター関係のプログラムや、ゲーム開発の仕事に携わっていたという院長の桐生雅行先生は、その当時から肩こりや腰痛のある同僚に整体を施していたのだそう。
「健康には興味があって、それで、見よう見まねで行っていた整体がとにかく好評でした。同僚はかなり助けましたよ。自分が潰れちゃいましたけど(笑)。それでも、もともとそういうのが好きだったみたいですね」
と桐生先生。デスクの下に寝袋をしのばせ、連日のように会社に寝泊まりしていたという当時の過酷な生活は、次第に心身を蝕み、体調を崩したことをきっかけに先生は脱サラを決意します。多忙な生活を送っていた反動もあり、次に目指したのは、農業やバラの品種改良、金魚の養殖といった自然に近い世界。好きな自然とふれあい、「楽しくてしょうがなかった」という先生はやがて心身ともに健康を回復。サラリーマン時代にも好評だった整体を自宅で始めたところ、「効果がある」、と評判が評判を呼び、いつしか行列ができるようになっていたのだそう。
「ボランティアだったんですけど、すぐに本業よりも忙しくなってしまいまして。腰などに不調を抱える人が自分も自分もと、たくさんいらしてくれたんです。それからですね、求められる事で、本格的に勉強がしたくなりました。」
せっかくなら開業してはどうかという周囲の声も大きくなり、それにこたえ、国家資格を取得した先生は、埼玉県の鷲宮に最初の治療院をオープン。ベッド2台でスタートした治療院はまたたく間に評判を呼び、ここでもまた行列ができるようになります。
「朝、治療院に着くと、一番多いときで27人の患者さんが列をつくって待ってらしたのを覚えています。順番がくるまで3時間以上も待ってくださるわけですから、僕自身もそれにこたられるようにがんばろうと。と同時に、自分の手技に対する自信が確信に変わりました。」
そして、開業から2年後。鷲宮の治療院は手狭になったことから、車で約10分離れたところにある現在の治療院に移転。現在は桐生先生を筆頭に、先生が編み出した桐生式筋連結トリガー療法を身につけた国家資格を有する治療家9名がフル回転しながら、1日平均150人の患者さんの治療にあたっています。
患者さんとのつながりを大事にするこちらの治療院では、来院するとスタッフのみなさんの明るい笑顔で迎えられ、それだけでも元気100倍。問診から始まる診察もじっくり時間をかけ、親切丁寧に行われ、俗にいう3分診察とは違います。桐生先生が他の先生たちによく口にするのは、木を見て森を見ずのような治療をしてはいけないということ。それは、ストレスなど心が原因で体の痛みを引き起こしている場合もあるためで、患者さんの視線にたって、患者さんの言葉に耳を傾け、心をこめて話し合える関係づくりを大事にしているからです。
また、受付には先生ひとりにつき、ひとつずつ診察券入れがあり、施術する先生は患者さんによる指名制というシステムを取り入れています。
「先生によっては、朝から10枚くらい診察券が並ぶ場合もあります。どんなにキャリアや知識、経験があっても、患者さんに求められない先生では意味がありません。選ばれ、求められる事の喜び、やりがいを先生側に強くもってもらいたいんです。おかげさまで、うちのスタッフはみんなイキイキとしていますよ。若い先生も、みんなしっかりしていると患者さんに褒めていただけます。自慢のスタッフばかりですよ。」
自分でできる10秒ストレッチで腰痛を改善!
自宅で毎日10秒行うだけで
痛みを取り除く効果がある姿勢がこちら。
長時間のデスクワークや車の運転などで、
腰痛のある方に特にオススメなストレッチです。
うつぶせになり、ひじをついて、体をややそらします。
この姿勢をとることで、椎間板を正常な位置に戻していく効果が。
アプリ保健整骨院では、その人の症状にあわせ、
自宅でできるストレッチなども指導してくれます。